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ここから山の急坂を一気に50mほど下り、広場へ戻ると石山の巡拝は終わります。 一巡して思うことは、他のこうした霊場は一具の仏像が同じ工人によって短期間のうちに造立 された結果、画一的で個性に乏しいものが多い中にあって、この石山観音は長年月にわたって逐次 追刻されたらしく、個々の仏像に大小の差や姿態の変化があり、各々個性的である点は大きな特色と言えましょう。 巡拝道の整備などは明治32年(1899)頃に行われたようです。 | |
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広場前の舗装道路を横切り、駐車場を通り抜けて西へ100m程離れたところに小さい小川があり、 その橋の下の永年による水の浸食崖の巨巌面左岸に 立・坐2体の地蔵と、相対する右岸面に 地蔵の梵字種子3体を刻んでいます。 地蔵は向かって左が立像(像高1.3m)右が坐像(像高0.75m)で共に仏龕(ぶつがん)を深く 穿って、完全な丸彫りのように背面の丸味まで彫り出しています。共にふくよかな相貌と厚味のある 耳は印象的で、鼻尖欠失の醜さを補っています。 暖か味を感じさせる衣文の彫りには、宋朝風彫刻に通ずるものがあります。 これと向かい合う対岸の巌面には底丸に深く彫り込んだ磨崖梵字地蔵石仏 (地蔵を表す梵字「カ」と読みます)3体があります。鎌倉時代に流行した薬研彫の鋭さはありませんが、 石の材質と環境(水や光)から来るやわらかみとうるおいに実質以上に雄大に見えますが、 こうした人目につきにくい岩陰への造像は、胎蔵界を意味しているのかも知れません。 | |
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毎年4月第二日曜日と9月15日は石山観音のお祭りで、近郷近在より 参詣者で賑わいます。交通の便としては、マイカー利用が便利です。石山観音は徒歩約40分のコースで、 老若男女を問わず誰でも容易に歩けるハイキングコースです。 (文:横井文英氏によるパンフレット参照)
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